KANonブログ
足ツボと内臓の関係
カノン整体院 院長の金子です。
これから少しずつですが、みなさまの為になる情報を発信していきたいと思います。
患者さまから時々質問される内容なのですが、皆さまにもお伝えしたいと思います。
ある患者さまは、足つぼ治療院さんで施術を受けた際、『腎臓が悪い』といつも言われる。
しかし、健康診断などで腎臓の数値には異常が無い。
本当に腎臓が悪いのか?
結論から言うと、腎臓は悪くないです。
足つぼ療法では、内臓-体表反射というものに基づいて施術・説明を行っているんです。
腎臓に問題があれば、足のこの部分に痛みが出やすい。
他の臓器では、この部分に・・・
といった具合に。
実は、この内臓-体表反射って足だけの話ではないんです。
例えば、心臓が悪い人は左肩に痛みが出やすい。
胃が悪い人は、背中(胃の後ろ辺り)に痛みが出やすい。
などなど。
内臓に問題が起こった際、体表のある部位に症状として現れることを内臓-体表反射と言います。
ただし、ここに間違えやすい点があります。
それは・・・
体表に症状がある場合、内臓に必ずしも問題があるわけではないという事。
どういうことかというと、
心臓が悪い人は左肩に痛みが出やすいとお話ししました。
これを逆にしてみましょう。
左肩に痛みがある人は、心臓が悪いとなってしまいます。
左肩に痛みがある人は、100%心臓が悪いわけではないですよね。
そういう場合もある、程度なのです。
だから、足のこの部分に痛みがあるから腎臓が悪い、という表現が誤解を招いてしまっているのです。
腎臓が悪い場合もある、程度なのです。
実際この患者さまは、健康診断などで腎臓の数値が正常なのですから、腎臓に問題はないのです。
では、なんで足のこの部分が痛いの?となりますよね。
それは、足の筋肉や軟部組織の問題なのです。
筋肉が疲労して痛みを出やすくしていただけなんです。
今回はある患者さまの例を出して説明をしましたが、足つぼ療法だけで内臓の判断をするのは良くないです。
気になる場合は、きちんと医療機関で検査を受けてくださいね。
~ カノン整体院 院長 金子恭弘 ~
・ 鍼灸師
・ あん摩マッサージ指圧師
・ 柔道整復師
・ 25年以上の施術歴
・ 累計15万人以上の施術実績