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腰痛|立位と座位 どちらが腰への負担は大きいのか
カノン整体院 院長の金子です(^^)/
今回は『 腰痛|立位と座位 どちらが腰への負担は大きいのか 』について書いていきます
一般的には、腰痛の原因 = 重いものを持つ、中腰の姿勢で作業をする、というイメージが多いと思います。
しかし、意外にも座っている時の方が腰への負担は大きいのです。
しかも、悪い姿勢で座ると負担がさらに増加してしまうので注意が必要です。
1976年にスウェーデンの整形外科医ナッケムソンが発表した論文「姿勢の変化による椎間板内圧の変化」によると、
立位時を100としたとき、普通に座っているときの椎間板内圧は140で、立位時よりも40%も増加しています。
立っている状態と座っている状態では、座っている方が腰痛になり易いという結果が出ております。
また、前傾姿勢をプラスした際には、立位で前傾は150。
座位で前傾は185と座位の方がやはり負担が大きくなります。
腰痛予防のためにも長時間の座位はできるだけ避け、こまめに席を立ったり身体を動かすことをおススメします。
座り方に気を付けて
多くの方が骨盤を立てずに骨盤を後傾させて座っています。
特に良くないのは、仙骨座りと言って椅子に浅めに腰掛けて背もたれに寄り掛かった座り方。
この体勢は、仙骨後面と背中の二点で身体を支えている状態となり腰椎の後弯を増長させ腰の不安定性を増長させます。
また、姿勢を保持する脊柱起立筋などの筋肉への負担も増加してしまうため、腰痛を引き起こしやすくしてしまいます。
正しい座り方のコツ
骨盤を立てて座るのが正しい座り方。
でも、なかなか上手にできない方にちょっとしたコツをお教えいたします。
イスの座面に接地する坐骨の場所は、
坐骨の頂点より少し前側(下図の赤線部分)。
そして足の裏を床にしっかりと接地させる。
(その際、股関節と膝は90°曲げた状態が理想的です)
そうすると、左右の足の裏と左右の坐骨の4点で体を支えることが出来ます。
『この4点で支える』がとても大切。
『座る=お尻で座る』ではなく、『座る=左右の足の裏と左右の坐骨の4点で体を支える』という認識に変換する事で正しく座る事が維持しやすくなりますよ!
~ カノン整体院 院長 金子恭弘 ~
・ 鍼灸師
・ あん摩マッサージ指圧師
・ 柔道整復師
・ 25年以上の施術歴
・ 累計15万人以上の施術実績
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